空亡の書斎

力尽く限りに この夢を叶えるため 汗涙流して 道はただ一つ

双竜戦記オススメカード・解説篇

いつもやっている新弾オススメカード表だが、今回は「何故このカードなのか」という点について書いていく。
軽い読み物程度で流していってほしい。


ランク☆
1.グ:ルナグーシ

 今弾のぶっ壊れ枠。cip&ターン開始時5枚墓地肥やしは流石に強い。純粋にアビス強化として見ても、ノラディ:ド:スルーザやマーダン=ロウなどの4コスアビスラッシュ持ちに繋がって無駄が無いし、リソース補充のやりかたが乱暴というか今までにない。サガループの視点からも今まで各所で採用されていた「お清め+サイクルペディア」のパッケージをほぼ無力化して、メタクリーチャーの排除をメインにして動くことができる。

 メタメタという観点では敬虔なる警官と同等だが、そもそも5枚の墓地肥やしで「次のターン勝つぞ」と構える事ができるので、ループの邪魔をしないカードなのが一番の主張点になるんじゃないだろうか。オブザや雲人とも噛み合うが、これを積んだ上でそれらが十分な枚数積む事ができるかは微妙かもしれないが。

 既存のコダマダンス型が十分にゲームを作れているので実際の搭載は審議対象だが、選択肢として十分に対象にできるだろう。


2.チアスカーレット アカネ

 新弾のジャイアント軸でデッキを組んでみたが、一番壊れてるなぁと感じたのはこのカード。メクレイド条件のマナ送りとマナ召喚が噛み合っているし、効果で行うマナブーストも無駄が無い。雲の超人の投入によって爆発的に伸びたマナをそのままマナ召喚で手札に変換できるので、マナ埋めの思考が意外とストレスフリーなのも相俟ってかなり悪くないように思う。

 総合したときにジャイアント軸のデッキがどこまで環境に食い込めるかは微妙だが、今後の強化がほぼ確定である点、今回回して研究した分も含めて可能性を評価して今回はこのカードにも最高評価を与えることにした。


ランク○

1.アシスターサイネリア、配球の超人、氷打の妖精、輝石!シャイニングロード・マンティス、首領竜ゴルファンタジスタ

 と、いうわけでジャイアント軸の足回りを強化するこれらのカードをまとめて高評価。2加速初動のサイネリアと配球の超人は勿論優秀で、氷打の妖精は主に下面の設計図が強力。やっぱりほぼ確定で3ドロー出来るのは強い。

 シャイニング・ロードマンティスも下面の輝跡の大地がトリガーとしてもそうだが、アカネのメクレイドで打っても強力。上面が微妙なのは置いといて、トリガー枠として十分優秀で今後の飛躍が期待できる。首領竜ゴルファンタジスタに関しては、この評価にするかは結構迷った。結構簡単に剥がされるし、ロックも一時的な物で継続するにはアカネで何度も出し入れする必要があって、今後噛み合いの良いフィニッシャーが出てきたら抜けるカードかなぁとは思う。

 とはいえオーバーレアらしい強さはあり、使ってみて損は無いので今はこの評価。


2.ド:ノラテップ、ノラディ:ド:スルーザ

 ド:ノラテップは待望のアビスのコスト軽減。元々ブラッドレインが入っていた型ならGSこそ減るものの入れる意義はあるだろう。強化と言うには細やかすぎるが、これまでの枠と争うカードという点で好評価。

 ノラディ:ド:スルーザはルナグーシとの噛み合いもあるが、cipでランダムハンデスが出来て素でアビスラッシュ持ちのアビスという、マーダン=ロウのような中継ぎ役に十分適性があるので評価は高め。メクレイド8を現状のアビスでやる必要はそんなに大きく無いが、大型アビスが今後入ってくる可能性もあるし、cipが優秀なアビスってだけで4コス帯に割って入る可能性はあるだろう。


3.炎渦双奏タイダル&バーン

 JD,SA,WB,ドラゴン,コマンドと盛りに盛った効果持ち。最初に確認した時は相当面食らった。除去の無くなった小型vol-val8的な評価になるが、ドギラゴン閃や剣のF革命の対象だったり、レッドギラゾーンとの相性だったり、評価ポイントは相当高め。今採用するデッキは特に無いが、各所に手の届く優秀なカードだと思うのでひとまず高めに評価している。


1.マジック・A・セミプーロ/♪閑かさや とにかくブレイン 蝉ミンミン

 ブレイン・ストームの相互互換にトリガーブロッカーとpigバウンス効果の上面が付いたカードだが、時空さえも突き抜けろや祝え!などのビビッドロー持ちの山にトリガー投入で補強になるし、これで救われる山はありそうかなぁ、でこの評価。

2.der`Zen Mondo/♪必殺で つわものどもが 夢の跡

 発表時に騒ぎになった神の試練もどき。サイクルペディアでお手軽無限EXターンが取れたり、打つだけでLO負けが無くなったりで色々評価ポイントはあるが、今は神の試練でいいかな、というのが個人的な評価。これを使った完全新規のデッキが出てきたら即座に手のひらを返すけど、今の所は廉価版試練以上の物になるのかは自分には判断しかねる。とはいえ効果はユニークで使える可能性があるので評価しないのもアレなのでここに置いておく。

 上面が現状ほぼ唯一の軽量エレメント除去かつコマンド持ちなので、そっちの用途で使われる可能性もあるかもしれない。


3.荒廃と豊穣の決断

 ネイチャー再来!と色々言われたりもしたが、まずデドダムやサガをポンポンマナに置いてこれで出すのか?って話と、マイナス幅小さすぎないか?で今の評価は低め。ただ、3コスまで軽減されたり、墓地肥やし&マナブーストの効果はアンタップインだったりで小回りが効く所は評価に値すると思う。

 効果的には中盤以降に一番力を発揮するカードで、マナ回収代わりに使うという視点なら悪くないカードだろうけども、自分は有効な使い方を見つけきれなかった、というのが正直な所である。今後に期待。


あとがき

 最初に言及しておけ、とはなるが。自分の新弾カード評価の基準は「既存のデッキに入るか」「新しいテーマを組めるか」「今後使われる可能性」を重視している。ジャイアントは結構強力なアーキタイプで今後の可能性もあるかな、ということで全般の評価を上げたし、明らかに新しい効果のカードであるルナグーシにも好評価を出しておいた。

 △に置いた3つは今後使われる可能性と自分ではどう使うかを言い切れないが、明らかに強いと思った物を評価してここに置いた。最後までボルシャック、アーマード系統を入れるかも考えていたが、火力の出し切れ無さが目立ったので一旦評価を保留ということにしておきたい。

 環境関係以外の記事はブログでの更新を今後していくので、読んでいってもらえれば幸いである。ではでは。